タイムレコーダーは勤務時間管理だけを行えるものが典型的でした。カードに時刻を印字してくれるだけでも当初は画期的でしたが、実際にはそのデータを集計して計算しなければならない大変さがあったのは事実です。その状況からタイムレコーダーも発展を続け、打刻をデジタル化してしまってデータとして勤務時間を児童集計するシステムも利用できるようになりました。さらには単純な打刻を行うだけでなく、給与計算に関わるような出張などの記録まで幅広く残せるようになってきています。大型システムとして様々な業務が連携された統合システムとしての勤怠管理システムが作り上げられ、多くの現場に導入されるようになってきているのが現状です。
統合システムとの中ではタイムレコーダーは入力機器の一つでしかありません。勤怠管理が行われることで就業規則などと照らし合わせると給与計算を自動的に行うことができます。その結果から銀行への振込も実施し、給与明細書も発行するといった自動化が進められているのがこのようなシステムの特徴です。出張管理も行えるようになっていて、復命書などの書類をシステム上で入力できるようになっています。また、休暇の申請などの勤怠管理に関わる手続きも全てシステム上で管理できるようになっていて、フォーマットに記入すれば簡単に手続きを行えるようになっているのが一般的です。入力内容もほぼ自動入力になっていて手間をかけることなく手続きが行えます。